AZNEYLAND 入院日記

【入院1日目 9月5日】
まず、西病棟658号室を割り当てられました。
「うわ〜、いい眺め」
病室から我が家のほうに向かって撮影したのですが、つまり阪急宝塚線やJR宝塚線にそって連なる北摂の山々が一望に見渡せます。
まるでリゾートホテル。

窓も大きく室内がとっても明るい・・・

しばらくして医師がやってきてカンファレンスルームで入院中やることの説明が始まりました。
一番心配なのが「カテーテル検査」
これは大腿部に穴をあけて血管にそって管を入れ心臓に造影剤を注入してレントゲンを取ると言うもので、体にリスクを伴うと・・・

つまり患者さんによってカテーテル検査を行うことにより合併症が発生することがあります。

合併症は
1.感染症
つまり穴をあけたところからばい菌が感染するかもしれない・・・防ぐために検査日から抗生物質を飲んでください。
また感染したときは抗生物質の点滴投与などにより対処します。

2.血管損傷
カテーテル操作により血管の壁を傷つけることがあります。
その場合外科手術をします。

3.造影剤アレルギー
文字通りで鼻詰まり、喉のイガイガ、湿疹、血圧低下などがあります。
その時はアレルギー止めの薬を使用します。

4.動脈塞栓症
検査により動脈硬化を起こしている血管の内膜を引っかき動脈硬化のアテローム(動脈内に出来る斑点)が他の部分に飛ぶ場合があります。
脳に飛んだら脳梗塞になってしまいます。
その場合緊急処置を行います。

5.血腫
穴をあけた所から血液が流れ青あざが出来ます。
通常引いていきますが、血管に傷がついて起こった場合は外科手術や輸血などが必要になります。

6.不整脈
検査中にでることがあります。
検査中は常時心電図で監視しますが、発生した場合は注射やカウンターショック(よくドラマで心臓に電気ショックを与えますよねあれです)を使用します。

7.腎機能障害
造影剤を使用することにより腎臓の働きが悪くなることがあります。
造影剤を排出するために点滴や利尿剤を使用します。
まれに人工透析を行います。

8.迷走神経反射
緊張しすぎると一時的に血圧低下がおきます。
点滴や注射で対応します。

9.心筋梗塞
検査中に冠動脈の痙攣(けいれん)や損傷が起きることがあります。

これらが起きる確率は全部足して1000人に1人です・・・・
そんな事言われても、私は検査台の上で「まな板の上のトド(普通の人は鯉ですな)」ですやん。
しかし任せるしかありません。
なんだか話を聞くほうが疲れましたね。

そして24時間モニターを取らないといけないので心電図を取り付けます。
お風呂と検査以外はずっと取り付けなければなりません。
つけるところは体の3箇所ですね。
そしてこの機械は巾着に入れて首からぶら下げればいいわけです。

ようやく落ち着き夜になりました。
ささ、入院で楽しみと言えば「食事」でございます。
☆ごはん200グラム
☆白身魚のレモン蒸し
☆煮付け
☆甘酢
☆生野菜
☆牛乳

「わ〜〜〜、色がない!」
減塩食と言われるもので、全部で塩分は7グラム・・・

さすがに今までと全然違うメニューに「腹減るやろうなあ」
もちろん残すわけがない!
全部頂きました。ごちそうさま。
さて、やっぱり気になるタイガース!
部屋では応援できるような状態じゃなさそうなので、デイルームと呼ばれる面会が出来るロビーで見ることにしました。

そして数時間後、ドラマはきた!

矢野!逆転サヨナラ2ランホームラン!!!
しかもバックスクリーンだ!


いやあ!よかったよかった!
意気揚々と病室に戻ってきたら同室の方が「どうやった?」
「サヨナラですわ!」
「優勝早いかもな」

ふ〜、よかった!と思っていたら
「あづみんさん・・・血圧とりますね」
「げ!今ですか?」

看護士さんが「何かあるの?」
「いや、今阪神がサヨナラ勝ちやったんで、高いかも・・・」
「へぇ〜〜〜、よかった!」

そして測定・・・案の定「150の100・・・高いねえ・・・でもこれじゃ参考にならないわ!
看護士さんは笑いながら帰っていきました・・・・

ところで私が入院したことを家内がパンダに言うと「どうせすぐかえってくるやろ」・・・・

俺はプチ家出か?(爆笑)

彼なりの気の使い方です

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